エコバックは本当にSDGsに貢献しているの?ふとした疑問を解決!
レジ袋の有料化が当然になった今、多くの方が以前よりエコバックを持参するようになりました。しかしマイバックがSDGsに貢献しているのか?と疑問に思うこともあるのではないでしょうか?そこで今回はエコバックとSDGsについて紐解いていきます。
リサイクル原料のエコバック
エコバックの利用が増えたことで様々な種類のエコバックが販売されるようになりました。その中でもリサイクル原料のエコバックはSDGsに配慮しながら気軽に使えるキャッチコピーで人気を博しています。
例えばイオン株式会社が行う「買物袋持参運動」の一環で販売しているリサイクル原料を使ったエコバックは人気のひとつです。このエコバックはリサイクル原料を50%使用しており、有料レジ袋辞退率約80%に貢献しました。
エコバックはプラスチック削減に貢献できているのか?
では実際にエコバックを使用することでSDGsやプラスチック削減に貢献できているのでしょうか?様々なデータと比較して調べてみましょう。
まず前提として以下の事を抑えておく必要があります。
- レジ袋の原料はポリエチレンで、石油を精製する際の副産物であること。
- ポリ袋はプラスチックごみの約2%しか占めていない
(引用元総務省;https://www.soumu.go.jp/kouchoi/substance/chosei/rejibukuro.html#:~:text=日本から毎年排出され,ばごく僅かである。)
- 海洋プラスチックごみの約0.4%しか占めていない
(引用元環境省;https://www.env.go.jp/water/marirne_litter/conf/02_02doukou.pdf)
この3点やエコバックの制作コストや耐久度などを考慮するとエコバックがプラスチック削減に貢献していると断言することは難しいと言えます。
しかしながらエコバックを利用することでプラスチックごみや過剰包装などに意識が向くとSDGsやプラスチック削減に大きく貢献するでしょう。
つまりエコバックはプラスチック問題やSDGsには直接的な貢献はしているとは言い難いものの、問題認識のきっかけになるため必要であると結論づけることができます。
まとめ
さて今回はSDGsにエコバックは貢献しているのか?といった疑問について紹介してきました。企業や行政はプラスチックの生産やゴミの量について詳しいデータを収集、公開しています。そういったデータを見ることで自身のSDGsへの取り組みがどれほど影響があるのか分かります。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
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