麹生活で簡単・身体にやさしいおうちごはん
日々のおうちごはん。献立から買い出し・調理まで、毎日のこととなるととても大変ですよね。労力をかけてせっかく作るなら、なるべく失敗はしたくない!確実においしく食べてほしい!でもなかなか味が決まらない。
そこで、少しだけ添加物を意識してみました。調味料などで、なるべく添加物の入っていないものや少ないものを選択するようにしてみたのです。 すると、少しの調味料で素材の味を楽しめるようになったり、味覚が変わってきて添加物がたくさん入ったものを食べるとおいしくないと感じるようになってきました。
よりおいしく、簡単に調理できる方法はないかと調べてみると、麹にたどりつきました。 この記事では、麹の魅力についてお伝えしたいと思います。
・麹はなんで身体にいいの? |
麹は酵素の宝庫と言われています。代表的なものとして、
?アミラーゼ=デンプンを糖分に分解
?プロテアーゼ=タンパク質をアミノ酸に分解
?リパーゼ=脂質を分解
があります。それでは酵素はなぜ身体にいいのでしょうか。
1.酵素の力によって、食べ物の中のデンプンやタンパク質・脂質などの栄養素が分解され、分解された状態で摂取することで体内での消化を助け、栄養を吸収しやすくしてくれる効果があります。 また、酵素には代謝を促すデトックス効果もあり、美容やダイエットにも効果があると言われています。 食により必要な栄養が補給されていたとしても、酵素が不足していると代謝機能が衰えて生活習慣病につながることにもなりかねないようです。
2.酵素(アミラーゼ)によって生み出される「オリゴ糖」は、腸内細菌“善玉菌”の大好物です。これをエサに、乳酸菌などの善玉菌が繁殖し、腸内細菌が活発化します。これにより腸内コンディションが整い、免疫力が高まったり血液をサラサラにする効果が得られます。
また、麹菌は発酵の過程で多くのビタミンB群を生成します。ビタミンB群には疲労回復や美肌の維持などの効果があります。
・麹を料理に使うと、なぜ簡単においしくなるの? |
麹に含まれるプロテアーゼという酵素には、前述したようにタンパク質をアミノ酸に分解する力があります。お肉などのタンパク質を分解する役割があるので、麹に漬け込むだけで固い食材がやわらくなったり、分解により生み出されたアミノ酸は旨味成分なので麹に漬け込むと食材から旨味を感じるようになるのですね。
麹の酵素が食材の旨味を引き出してくれるので、素材の味を生かした簡単・シンプルな味付けで満足のいく食事が作れるようになります。時短にもなりますね。
・麹調味料の置き換え法 |
代表的な麹調味料に、塩麹・醤油麹・玉ねぎ麹・米麹甘酒があります。 これらの麹調味料を料理に使うとき、どれくらいの割合で置き換えたらいいか、また減塩効果をご紹介します。
?塩⇒塩麹(塩分:塩の4~5分の1) レシピの塩の分量に対して『2倍量』で置き換え!
?醤油⇒醤油麹(塩分:醤油の2分の1) レシピの醤油の分量に対して『同量』で置き換え!
?コンソメ⇒玉ねぎ麹 コンソメキューブ1個に対して『大さじ2』で置き換え!
?砂糖⇒米麹甘酒 レシピの砂糖の分量に対して『2倍量』で置き換え!
調味料に麹調味料を使うと、自然と〇〇の素などの化学調味料を使わなくなり、キッチンもすっきり、無理なく無添加生活につながります。 自分に合った方法で、ゆるく無理なく、簡単で身体にやさしいおうちごはんを作っていけたらいいですね。
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