SDGs開発目標11.住み続けられるまちづくりをNo. 663

竹を見直そう

京都嵐山の竹林には風情がありますが、山手の高速道路を走るとどこにでもある竹林には、、、、、、。しかも見るたびにうっそうと広がっている気がします。 
「竹害」という言葉さえ生まれたほどに、手入れをしないと次々に周りの雑木林を侵食していきます。なぜこんなにも竹林が増えたのでしょう。  

昔から日本人は、竹と共に生活してきました。竹ざる、竹かごが普通に家庭にありました。キッチンで使うほか、茶葉や野菜の収穫に背負って使っていました。直径1mほどの丸いざるも大根や梅干し、シイタケなどを干すのに使っていました。格子状に組んで土壁の芯にも使われていました。昔の家はみんなそうでした。通気性が良く、冬温かく夏涼しいのです。また、竹の垣根、これも味がありましたね。物干しざおも竹で十分でした。  

しかし、プラスチック、ステンレス等の登場と機械化で、いろんな竹製品が姿を消していきました。ざるはプラスチックに変わり、壁には断熱材が入り、壁材を張られるようになってきました。竹の需要がすっかり減ってしまい放置竹林と化してしまったようです。  

しかし今地球温暖化や海洋汚染の問題、生態系への悪影響から、脱プラスチックが叫ばれ、これに代わるものとしてまた竹が注目されています。 
竹は、抗菌性、抗酸化性、殺菌作用や防腐作用等もあり、更には、強靭でありかつ柔軟性もある、という優れた自然素材なのです。  

箸、竹ぐし、しゃもじ、ターナーにみす、これらは、まだキッチンにありますね。抗菌性、そして耐久性の強さからでしょう。強靭性を生かした松葉ぼうき、竹ぼうきも庭先をきれいにしてくれています。 

茶筅、茶杓、茶たく、扇、ものさし、竹矢、竹弓なども専門分野で活躍しているものもたくさんあります。竹のカーペット、夏ひんやりしてとても気持ちいいです。抗菌性、消臭性も発揮してくれます。是非使ってほしい1枚です。 

竹炭もまた静かなブームを呼んでいます。飲料水や炊飯に使うことで、ミネラルを補充し、浄化作用でおいしくしてくれます。脱臭剤として、あるいは石鹸に、そして竹炭パウダーは食用としても売り出されています。  

今日建築資材としても見直され、インテリアデザイナーたちが競い合って、店舗などの天井や壁を激変させようとしています。 
そしてバイオマスとしては、カリウムや塩素含有量が多く不向きだといわれてきましたが、研究の成果でバイオマスとして利用できるようになりました。  

竹は、化石燃料と違って有害な二酸化炭素を出しません。長年かかる木と違って、3年で成長する真にサスティナブルな植物なのです。 
それぞれにもう一品竹製品を仕入れ使ってみましょう。竹のすばらしさを実感できると思います。 

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