SDGs開発目標10.人や国の不平等をなくそうNo. 506

ペットボトルキャップを集めて開発途上国にワクチンを

世界では、5歳未満の死亡者数は520万人にのぼり、そのうち約3人に1人がワクチンを打っていれば助かった命と言われています。これは、1日4,000人、20秒に1人の子どもがワクチンがないために亡くなっているということです。 

そこで今回は、〖NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)〗のペットボトルキャップ回収による寄付や、その他の活動についてご紹介したいと思います。 

ペットボトルキャップ支援

ペットボトルキャップ支援とは、ペットボトルキャップ回収により得た利益をJCVに寄付し、発展途上国の子どもたちにワクチンを届ける活動です。回収業者ごとに回収方法やキャップの価格、受領書の発行についても異なるので事前に確認が必要です。 

【参考例 東京都足立区にある進栄化成(株) 】
 回収したペットボトルキャップをリサイクルして再生原料ペレットを作り製造会社へ販売、その売上の一部をJCVに寄付。回収したペットボトルキャップ2kg(1000個)につき20円(=ポリオワクチン1人分)の寄付につながっているようです。 

ペットボトルキャップによる寄付の2種類の方法 

①集めたキャップを回収業者に引き渡し、回収業者がキャップをリサイクル素材に換えて販売、その売却利益をJCVに寄付する方法 
集めたキャップを回収業者に売却し、その売却金を直接JCVに寄付する方法 

ペットボトルキャップがワクチンになるまでの流れ 

先述の2種類の寄付の方法どちらかにより寄付 
⇒UNICEFと連携し、世界のワクチン工場にワクチンを発注 
⇒製造されたワクチンは冷蔵・冷凍状態のまま空輸で支援国へ 
⇒支援国のワクチン保管センターの冷蔵庫・冷凍庫で保管 
⇒各地の予防接種会場で子どもたちに接種 

その他のJCVの寄付活動 

JCVではキャップ支援の他にも、さまざまな支援活動を行っています。 
・振込やクレジットカードなどで寄付・募金 
・遺産・相続財産で支援 
・募金箱の設置 
・支援につながる商品やサービスの利用 
・使わなくなった物を通じて支援 

まとめ 

昔はリサイクルできず燃えるゴミとして捨てるしかなかったボトルキャップを容器包装プラスチックとしてリサイクルに出せるようになったり、キャップの買取価格が下落している今、ペットボトルキャップによるワクチン支援が最善ではないのではないかという声もありますが、それでもまだまだ容器包装プラスチックのゴミ分別がない地域があったり、その分別があっても燃えるゴミとしてキャップを捨ててしまっている人は多くいるのではないでしょうか。
このペットボトルキャップ支援は、CO2排出による環境問題やワクチン支援について考えたり行動を起こすためのとてもいいきっかけになると思います。他のさまざまな支援活動も確認し、自分にとって最善の支援を選択していきたいと思いました。
 
 【参考】 https://www.jcv-jp.org/ 

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