SDGs開発目標11.住み続けられるまちづくりをNo. 452

イギリスの食糧廃棄率

イギリス在住のukihaddyです。

イギリスでの身近なSDGsへの取り組みについてご紹介していますが、日本人の意識の高さについて実感することも多々あります。

それは食糧の廃棄についてです。

イギリスでの食糧廃棄率は比較的高いとされています。

イギリスでは年間で約1000万トンの食品廃棄物が発生し、そのうちおよそ60%が家庭からの廃棄物だそうです。イギリス政府は、2025年までに食糧廃棄物を半減させる目標を掲げており、さまざまな取り組みが進められています。例えば、食品の賞味期限や保存方法に関する情報の改善、食品の寄付や再利用の促進、廃棄物処理方法の改善などが挙げられます。イギリスでは野菜でさえも賞味期限が記載されているものがあり、使い切りの目安になります。

一方、日本では年間で約645万トンの食品廃棄物が発生しているとされています。

家庭からの廃棄物が最も多く、その割合はおよそ40%とのことです。日本政府も食糧ロス削減の取り組みを進めており、食品ロス削減推進法が制定されました。

両国ともに、食糧廃棄物の削減に向けた取り組みが進められていますが、まだ課題が残っています。

持続可能な食品生産と消費の促進、食品の適切な保存と管理、そして食品の寄付や再利用の推進などが重要な要素となります。また、個々の家庭や企業も、食品廃棄物の削減に向けた意識と行動を持つことが必要です。

私の住む地域でも、一般家庭が一週間に8食分を捨てているというデータがあるそうです。

一方、日本の友人たちに聞くと、ブロッコリーの茎までも調理して食べたり、残り物を炒め物や鍋に入れて無駄なく食べ切ろうとする姿勢を感じます。私も日々、できるだけ無駄がでないように、工夫して料理をしています。その知恵こそが、環境問題にも貢献できることのひとつだと思っています。

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